2012年9月25日火曜日

リストカール

9月25日のトレメニュー

ステッパー              5分
ラットプル(フロント)  45kg 40回
アッパーバック      20kg 40回
シーテッド・ローイング  42kg 40回
リストカール       10kg 60回
ステッパー             10分


今日は背中メニューでまとめてみる。
ラットプル、今日もパワーグリップなしで頑張りました。
最初の種目でやる場合は、無くても何とかなるものだね。
パワーグリップは腕が疲れてて全然ダメ〜…って時用にしておこうかな。

アッパーバック、トレーナーさんに言われたように、引いた時に手首をグッと曲げこんでみました。
…これは辛い。
背中が辛いのはいつも通りだけど、前腕が無茶苦茶疲れる。
ラットプルでも疲れてるからなお一層…ですね。
前腕に疲れを集中させるべく、後でリストカール入れることを決定(笑)。

ローイングはいつも通りね。
背中の種目はどれもやっぱり苦手です。

最後はリストカール。
前回は12.5kgでやりましたが、今日はもうかなり疲れてるので10kgで。
10kgでもかなり効きました。
前回の12.5kgより効いたと思います。
風呂場で身体や頭を洗う時、手に力入らなくて上手く洗えないほどでありました(笑)。

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インクライン・ダンベルプレス

9月24日のトレメニュー

ステッパー                  5分
インクライン・ダンベルプレス 18kg×2 60回
スクワット(ナロースタンス  60kg   40回
プルオーバー         45kg   60回
ステッパー                 10分


22日(土)、いつもの時間(土曜の場合は5時50分くらい)にジムに行ったら、何だか様子がいつもと違った。
何だか閉館直前みたいな雰囲気。
ちょっと考えて気がついた。
祭日(秋分の日)だから閉館時間が早いんだ。
うう、失敗。



というわけで、休み2日おいてのトレ。
夜、上手く寝付けなかったので(3時間くらいしか寝てない)、少し軽めのトレにしておいた。

スクワットかラットプルで始めようと思っていたが、両方塞がっていたのでちょっと考えてダンベルプレスにする。
普通のプレスだと鏡が見えないので、ベンチを傾けてインクライン・ダンベルプレス。

上に上げた時、バーベルだと腕が開いた状態になってしまうが、ダンベルなら腕を閉じるor寄せることができるので、フライの運動も兼ねたトレになって良いらしい。
あと、バーが胸につかえることなく下に下ろせるので、90°に拘らずもっと下ろすようにすると、これもストレッチが効いて良いのだそうな。

バーベルでやる時よりもっとグッと下におろし、上げる時は胸の中ほどで寄せてみる…上げ下げの時は、手首の真下に肘が来るように…そして握る時の手首は曲がらないように。
などと色々注意しながらやったためか、普段のバーベルベンチプレスよりずっと軽いはずなのに、結構効きました。
正しい姿勢は辛いです。

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スタンディング・ショルダープレス

9月21日のトレメニュー

ステッパー                5分
ベンチプレス       60kg   10回
           62.5kg    8回
             65kg   20回
           62.5kg   20回
             60kg   20回
ショルダープレス     16kg×2 40回
ベントオーバーサイドレイズ 5kg   40回
リストカール     12.5kg   60回
ステッパー               20分


ショルダープレスはいつも座った状態でやっている。
ウェイトを上にグッと持ち上げる時、背中の下部というか腰というか…立った状態でやると、その辺りに負担がかかって痛いためだ。
だけどこれ、あまり良くないかもしれない。

以前正しくない姿勢でスクワットやっていた時、同じ場所が痛くなっていた。
腹に力を入れてグッと凹ませてスクワットを行なうことで、この痛みは無くなった。
だとしたら、ショルダープレスも同じなんではなかろうか。

立つ時の姿勢が変だという話もあるが、その姿勢を正して、かつ腹に力を入れることで、痛くないショルダープレスになるんじゃないかな。
とりあえず次回からは、もっと重さを軽くして、立った状態でやってみようと思う(もちろん姿勢に気をつけながら、ね)。

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2012年9月20日木曜日

立ち方が変かも…

9月19日のトレメニュー

ステッパー             5分
パーソナルトレーニング      60分
アッパーバック     20kg 40回
シーテッドローイング  42kg 40回
レッグエクステンション 35kg 40回
レッグカール      40kg 40回
ステッパー            20分


前回のパーソナルトレ(9/5)に続き、今回も筋トレのフォーム修正がメインです。

18日のベンチプレスで左手首を痛めたらしいという話をしたところ、手首強化ということでアッパーバックのバーの握り方が最初になりました。
上からバーを掴んで引くのですが、引いた時、手首をぐっと下に向けます。
手首を内側に曲げるとどうしても指が伸びそうになりますが、それが伸びないようにぐっと握るように心がける、と。

もう一つはチェストプレスのマシンで、手首とバーの関係のおさらい。
軽い状態なら真っすぐ握れるけれど、重くなった時のことを考えると、絶対握れないようなぁ…と思う。
バーを「支える」のではなく、「ブレないように押さえる」つもりで握る…とも言われたけど、やっぱりまだどう握ったらいいのかがよく判らない。
親指の付け根から小指の下辺りまで、掌の幅全体に重さがかかるように握っているけれど、これがいけないのかな。
拇指球にだけ重さがかかるように握ってみようか?



その後今度はスクワット。
屈んだ状態から立ち上がる時、おしりの筋肉を使うように言われる。
「立ち上がった時、お尻の穴を締めるようなイメージで」と言われるが、これがさっぱり判らないのであった(^_^;

なのでストレッチなどで「ここのこの筋肉だよ」というのを確認してから再度実施。

…ああ、これかぁ。
靴のインソール導入して一番最初にスクワットをやった時、尻と太股の間のあたりに筋肉痛が出ましたが、今回のターゲットはまさにそれでした。
中臀筋、という筋肉なのだそうな。

どうやら自分は立っている時の筋肉の使い方が、一般の人とだいぶ異なるようです。
本来はまっすぐ立っている時、背中にはガチガチに力は入りません(自分は入っている)。
そして尻と太股の間、そこに力が入ります(自分の場合は全く力入っていません)。
腰の位置、骨盤の位置が「まっすぐ」の位置よりも前につきだした状態になっているらしい。

「え〜、今さらそんなこと言われても〜…(^_^;;;」な感じです。

でも、これを直して行かないと、高重量を扱うのは難しいらしい。
扱えたとしてもどこかの時点で無理が出て、腰を必ず痛めることになりそうとのこと。

けど、これを治すのってすごく難しそう…。
だって直立姿勢なんて、トレの時以外の日常生活に幾らでも出てくるじゃない。
トレの時に気をつけてその時は直ったとしても、普段の生活の中ですぐ元に戻ってしまいそう。
いつも気を付けてないと、きっと直らないと思う…。

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歯医者に行く

家電量販店まわり&iphone4s落札の後、歯医者に行きました。
ここ一週間ほど、左の奥歯(上下とも)が食事のたびに痛くなるのです。

痛いといっても「熱いものがしみる」「冷たいものがしみる」「歯に衝撃が加わると衝撃が走る」とか、そういった痛みではないのです。
何か重く、どよ〜…んと淀んだような感じの痛さ。
しかも食べ始めてすぐは、何とも無かったりする。
食べ終わってしばらくは痛みも続くけど、その後は消えてなくなるし。
虫歯とも違うようだと思いつつ、でも一時的なものでもないようなので、中学生以来の(!)歯医者となりました。



診察の結果、虫歯はあるにはあるけれど、症状から考えて虫歯が原因ではないかもしれないとのこと。
奥歯がすり減って高さが低くなったため、今まで以上に噛まないとしっかり噛めなくなってきている、顎の筋肉によけい力がかかるようになりそれで痛んでいるのでは?と言われました。
で、それが原因だとすると、奥歯の高さを足してやればぐっと力を入れずとも噛めるようになり、痛みも改善するのでは、と。

問題の奥歯は、虫歯治療時の詰め物がとれたままになっていた歯です。
表面をガリガリと少し削り、樹脂を盛って歯の高さを調整します。
この歯を削る機械…自分が子どもの頃よりも、だいぶ進化したみたい。
昔は口に入ってくるだけで金属臭がしてましたが、今回は大してしませんでした。
それにドリルが細く細かくなっているのかな?削る時もそれほど振動が伝わって来ません。

そしてもう一つ。
「口内掃除機」のようなものがあり、口に溜まった唾液や削りかすを、側に付いている歯科衛生士さんが吸い取ってくれるのです。
これは昔は無かったですね(子どもの頃行ってた歯医者には、そもそも歯科衛生士さんがいなかった)。
少し削っては口の中をゆすぎ、また少し削ってはゆすぎ…だったように思います。
それにゆすぎ用の水も、当時はイソジン(?)を溶かしたものでしたが、今は普通の水になってました(喉が渇いたら飲んでもいいとまで言われました)。
色々変われば変わるものですね。



そしてその後ですけれど。
何回か食事もしましたが、痛みは特に無いようです。
ということは、歯医者さんの見立てそのままだったということかな?
でも、噛み合わせの位置が変わったせいで、何となく落ち着かない…歯になにか挟まってるような感じもありますし。
しばらくこのまま様子見て、痛みが出てこないようなら他の(今回発見された)虫歯の治療に進む予定です。

あ、その前に、タバコのヤニや茶渋の付いた歯のクリーニングもあるんだっけ(24日を予定)。
汚れを落とすとまた少し虫歯が発見されるかもしれないけど、それもついでに一緒に治すつもり。
しばらくは歯医者通い続きそうです。

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今更iphone4s

今使っているのは従来型の携帯なのですが、最近どうも調子が悪い。
・場所を移動したわけでもないのに、いきなり圏外になる
・操作中にいきなり電源が切れる
などなど。

simカードの接触が悪いのかと思い、昔入手しておいたsimロック解除用のsim下駄をかませてみました…下駄を入れると差込がきつくなるので、接触不良ならこれで改善するのでは?と思って。

で、一週間ほど様子を見ていたのですが 。
その後もやっぱり調子悪いです。
「電源がいきなり切れる」はまだ無いけれど、「突然圏外表示」は相変わらず出ます…症状変わらず。

もう5年も使っている携帯なので、そろそろ替え時かとも思われます。
なのでこれを機にiphoneにしようかと。



iphone5は出ましたが(発売は明日ですね)、ナノsim採用という所が引っかかります。
simカッターでサイズ合わせしてもだめだよみたいなことがネットで言われてるし(ただしこれは公式発言なので、「実際に試したらできちゃった♪」になる可能性もあるのかも)、それだとちょっと困るなぁ、と。

なので機種変更ターゲットを4sに変更。
もしかしたら在庫整理目的で、端末価格が下がるかもしれないし〜…ということで、昨日いくつかお店を回って調べて来ました。
もちろんネットでも、月額料金は調べられます。
だけど端末価格は販売店独自でキャンペーンやってたりすることもあるので(家電量販店だったらポイント大量につけたりとか)、実際に行ってみないと判らないこともあるのでした。


今契約してるのがsoftbankなので、最初はその携帯ショップへ。
2年縛りの更新月の確認をすると、自分の契約はかなり初期のもので、2年縛りが導入される前のものだという。
…ということは、いつ契約解除しても契約解除料の9,975円は不要(ラッキー♪)。
ついでに4sの16GBの一括購入が幾らか聞いてみる…46,080円。
その場合の月額料金は3,785円。
公式ショップなので、ネットで見たのと同じ数字しか出て来ません(当然ですね)。

続いてヤマダ電機へ。
ここではauにMNPした場合の料金ということで聞きました。
同じ端末の一括購入が30,360円。
月額料金は3,635円。
端末代は大分違うけど、月額料金自体は殆ど一緒なのね。

最後はヨドバシカメラ。
ここではdocomoのブースで「softbankからのMNPで、アンドロイド端末にした場合、月額料金を一番安く抑えられるのはどの機種か」と聞いてみます。
…極悪なのですが、もし端末代が一括0円のがあれば、一旦docomoに移行して端末を無料getしてから本命のauに、あるいはまたsoftbankにMNPというのも考えられたので…(ちなみにgetしたアンドロイドはモバイルルータ代わりにするか、家でタブレット代わりに使うつもりだった)。
結果から言うと一括0円は無かったようです。
で、ヨドバシポイントの沢山つく機種を勧められました。
3万ポイントとか付くのだけど、それを本体価格から割り引いたとしても、4万円超にはなってしまいます。
だったらいいやということで、ここでは月額料金などは確認せず(ちなみにオススメされたのはGalaxyS3…このところの情勢のためか、「韓国メーカーにこだわりがなければ」なんて断り付きのオススメでした(^_^;)。

あとは同じくヨドバシのauブースで、iphone4sのMNPを聞いてみます…ここでもポイントなどは付かないようです。


一通り回ってみましたが、どうも今イチぱっとしません。
auの4S(16GB)が30,360円で一番安いけど、2年縛りがついてくるのが何かいや。
それに前から判っていたけれど、月額料金が高い。
ネットの利用といってもメールが殆どだから、回線の速さとか本当はあまり必要ないし(実際に手にしたらまた変わってくるかもしれませんけど)。

なので前からちょっと考えていたとおり、
オークションで4sを入手→simロックを解除→格安MVNO回線で利用
に変更しました。

MVNO回線、今は月額490円なんてあるんですよねー。
dtiの「ServersMan SIM 3G 100」というプランです。
softbankは通話だけにして、メール(とネット)はこちらを利用すれば、今より料金抑えて利用できます。

そして端末についてはYahooオークションでget。
AppleCare半年分とか液晶保護シートにカバー、simロック解除アダプタなんかが付いて送料込39,900円。
あと、大きな声では言えませんが脱獄済みとか…。
simロック解除アダプタと脱獄についてはiOS6にしたら働かなくなるかもですが、対応したアダプタが出るまでアップデートしなければいいだけだし。

ということで、4GとかLTE化などの流れに逆行するようなiphone導入の顛末でした。

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2012年9月19日水曜日

もの足りない

9月18日のトレメニュー

ステッパー 5分
インクラインベンチプレス 46kg 10回
             56kg 40回
             46kg 60回


仕事が遅番だったのでこれだけ。
時間切れにならなければ、まだちょっと頑張れたなー。
汗も殆どかかなかったし、筋肉痛にもならんかったので、何だかちょっと物足りない。

まぁ今日はパーソナルトレがあるから、バリバリ筋肉痛になってたらそれはそれで困るのだけど(笑)。

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2012年9月15日土曜日

パワー切れ

9月15日のトレメニュー

ステッパー            5分
ベンチプレス     50kg 10回
           60kg 10回
           65kg 20回
           60kg 30回
           55kg 30回
ラットプル(フロント)45kg 40回
プルオーバー     45kg 20回
ステッパー           20分


久しぶりにベンチプレスを65kgにしてみました。
…ちょっと厳しかったので、次回は62.5kgで(^_^;
今日は回数少なめですが、使用ウェイトが全体に重い方にずれているので、最後の方はパワー切れ寸前でした。

ラットプル、今日はパワーグリップ無しで実施。
握力無くなってきたらそこで使うつもりだったのですが、何とか40回行けたので出番なかったです。

プルオーバーは…ベンチプレスでパワー切れ寸前まで行ったせいか、ものすごく辛い(>_<)
一番最初でも連続6回しかできないし、20回越えた辺りでは4回しか続けられない…。
なので今日はもうそこで打ち切りにしました。
後日また改めてやることにします。



ところで故障していたジムの体組成計、復活しました。
正確には、一時的に代替機に置き換えられて、とりあえず利用できる状態に戻りました。
なので測ってみました。
…………
一時的に減っていた体脂肪量や筋肉量は、また増えてます。
でも代謝量はそんなに上がっていない。
で、不思議な事に、体重も余り増えていない。
体脂肪量や筋肉量が増え、しかも体重が増えていないなら、何か代わりに減ったものがあるはずなのだけど…一体何が減ってるのだろうか?

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2012年9月14日金曜日

クレアチンの飲み忘れ

9月14日のトレメニュー

ステッパー                 5分
スクワット(ナロースタンス)  60kg 40回
     (ワイドスタンス)  60kg 40回
ショルダープレス      16kg×2 40回
リストカール          10kg 60回
ベントオーバー・サイドレイズ 4kg×2 40回
ステッパー                20分


週の前半は、少し風邪気味だったのでトレは自粛。
熱は出ないけれど、鼻水と喉の痛み、体の怠さといった症状でした。
週末から急に冷え込んだんですよね…で、このまま秋になってしまうのかと思いきや、一昨日辺りからまたガッと盛り返して…再び暑いです(^_^;

ちょっと間が開いたので、今日は少し控えめです。
スクワットは60kgで安定してやれることが判ったので、また少し重くして大丈夫そう(前に妙に疲れたのは、クレアチン休止のせいだったのだと思う)。
リストカールはイージーバーだけだと軽すぎるので、次回はウェイト付きでやリます。
サイドレイズは前回5kgだったものを4kgに下げたのですが、今日の感じだと5kgのままでも良かったみたい。



ところでトレ休むと、その間プロテインとかクレアチン飲むのも忘れがちになります。
プロテインはトレの日4回、オフの日2回飲んでいて、これはそのまま再開するだけなのだけど、困るのがクレアチン。
わざわざローディング期間、メンテナンス期間、休止期間なんて設けて飲むサプリですが、今回みたいに何日か飲むの忘れてしまった時って、そのままメンテナンス期間の飲み方で再開すればいいのかな?
それとも体内の蓄積量が少し下がってるはずだから、1〜2日間はローディングの時のような飲み方をした方がいいんだろうか?
正しい飲み方がよく判らないので、とりあえず今日明日は、普段のメンテナンス期の2倍量飲んでおくことにします…。

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2012年9月11日火曜日

『嘘ばっか』読了

嘘ばっか 新釈・世界おとぎ話 (講談社文庫)
佐野洋子作・講談社文庫

佐野洋子は怖い。
読むとぎょっとする。
発想が根本的に自分と違うと思う。

ものすごく醜いもの、
気味の悪いもの、
残酷なもの、
恐ろしいもの、
忘れていたいもの、
見なかったことにしておきたいもの、
そもそも存在していなかったと自分に思わせておきたくなるもの、
そんなものを間違って目にしてしまった時、
人は瞬間的に目をそらし、
けれどまた、恐る恐る見返してしまうのだ。
何回も。
佐野洋子の文章を読むのはそれによく似ている。



で、『嘘ばっか』。
----
佐野洋子流世界おとぎ話パロディ集、26編シンデレラは継母を辟易させる度外れた野心家に。浦島太郎は若いだけの無神経な男に。嘘ばっかと言いながら、ホントと頷く、おかしくて、危険で怖い現代の寓話。
----amazonの内容説明より

…あーぁ、本の紹介文ってどうしてこう、"面白くなさそう"感全開で書かれてしまうんだろ。
確かにそういう本ではあるのだけどね。

26編、どれをとっても佐野洋子です。
「読むとぎょっとする」はこの本では抑えられているけれど、
「発想が根本的に違う」は健在です。
自分は「浦島太郎」「つるの恩がえし」「赤ずきん」が特に気に入りました。

「浦島太郎」
「あの男が持っていたものは、若さと無神経だけだったのだ。」
若さと無神経だけで生きられたらすごく楽だろうな。
何も考えず屈託なく、楽しければ楽しい、苦しければ苦しいでそれなりに生きていけそう。
だからここに出てくる浦島太郎は、ある意味とても幸せそうに見える。

「つるの恩がえし」
何といえば良いのでしょう…でも何も言わなくてもいいような気もします。少なくとも1枚目の反物は恩がえしではないし、2枚目の反物も恩がえしではありません。

「赤ずきん」
ここに出てくる男も、浦島太郎と同じく何も考えてなさそうです。そして同じく幸せそうです。女は色々あるのにね。だから男に腹は立つけれど、腹を立てるだけ無駄。憎しみは女である母に向かうのです。

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2012年9月9日日曜日

タイミング悪し

9月8日のトレメニュー

ステッパー         5分
アッパーバック 20kg 40回
ローイング   42kg 40回
プルオーバー  45kg 40回
ベンチプレス  20kg 10回
            |
      5kg刻みで上げて各10回
            ↓
        60kg 10回
ステッパー        20分


最初、ラットプルをやろうと思っていたのです。
しかし人が使ってたので、アッパーバックから。
で、そのアッパーバック終わった時見ると、また別の人が使ってたのでローイングへ。
…という具合にどうもタイミングが悪く、悉く他の人に取られてしまいました(^^;

ベンチプレスは本当はやるつもりではなかったのですが、バーを正しくまっすぐ握ることを意識した時、何kgまで持てるのか気になり、小刻みにウェイトを上げながら試しました。
前後にも左右にも曲がらないように…だと、30kgくらいが限界のようです。
左右に曲がるのを許容すると50kg辺りまでOK。
60kg位になると、かなり無理してる感があります。

ただ、バーを握って目一杯力をかけてる時の自分の手をほかの角度から見るのは無理なので、もしかするとちゃんと握れているのかもしれません。
また誰かに見てもらおうっと

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2012年9月7日金曜日

『リチャード三世』読了

シェイクスピアです。
1990年代後半の映画で、
『リチャードを探して』(主演:アル・パチーノ)
『リチャード三世』(主演:イアン・マッケラン)
というのがありまして、日本では立て続けに公開されたのであります(制作年と逆で、『リチャードを探して』の方が先に公開されてたと思う)。
この本はその当時買ったもの。

『リチャードを探して』の方は、『リチャード三世』を映像化(映画化?舞台化?)するにあたって関係してくる様々な事象を、ドキュメンタリ風に編集したもの。
アル・パチーノはその案内役というわけ。
実は『リチャード三世』の筋はほとんど知らずにこの映画を見たのですが、それでも十分楽しめました。
ドキュメンタリの映像の中、ところどころに映像化された『リチャード三世』の各場面が挿入されるのですが、「このキャストの『リチャード三世』を、ぜひ通して見てみたい!」と思わせてくれるものでした。
ちなみにキャストはこちら参照↓(超豪華です)。
リチャードを探して(wikipedia)

内容はもうかなり忘れてしまったのですが、シェイクスピア劇での台詞回しには何か特別な名前が付けられているそうで、それが紹介されていました。
日本語での七五調のように、英語の場合だととても発声しやすい調子になっているのじゃなかったかな。




もう一方の『リチャード三世』、こちらはドキュメンタリではなく普通に映画化したものです。
でも「普通に」とか言っていいのかな…(^^;
元の『リチャード三世』は薔薇戦争末期のイギリスが舞台なのですが、この映画は時代を第二次対戦頃に移し、登場人物も男性陣は軍服着用なのです…しかもナチスドイツ風(^^;

そして設定だけでなく演出もかなり斬新です。
『リチャード三世』はグロスター公(後のリチャード三世)の長い台詞から始まるのですが、この映画はそこからスタートする訳ではありません。
少し話が進んだ所でその台詞が始まるのですが、元は一つの長い台詞を、場面転換を挟みながら途切れなく続けて言わせるのです。
しかもその場面転換前と後の落差がすごい…。
この台詞をこんな風に言わせるとは…と、見た時非常に驚きました。

映像は絢爛豪華だし、テンポも良いので「え〜、シェイクスピア〜?(-_-;」なんて思うことなく見られると思います。お勧めですよ(^^)




本の感想というより、映画の紹介みたいになっちゃった。
「映画になると、細かいところは結構カットされてしまうんだね」が感想といえば感想かなぁ。

日中のジム

9月7日のトレメニュー

ステッパー                 5分
スクワット(ナロースタンス)  60kg 40回
     (ワイドスタンス)  60kg 40回
ベンドオーバー・サイドレイズ 5kg×2 40回
ショルダープレス      14kg×2 40回
インクラインベンチプレス    35kg 10回
                55kg 40回
ステッパー                10分


今日は諸般の事情により、いつもと異なり日中にジムに行きました。
…むちゃくちゃ空いてました!
スタジオを除くと、10人いなかった瞬間もあったのではなかろうか?
これだけ空いてたら、本当にバーが持ち上げられなくなるくらいまで時間かけてトレしても、他の人のじゃまにならなくていいだろうなぁ。

先日スクワットがいい感じだったので、今日はまた少し重くして、ワイドスタンスもやってみた。
何だか拍子抜けするくらい問題なし。全然大丈夫だった。
こないだまで50kgでも辛かったのに…。
クレアチン摂取を再開したことと関係あるんだろうか。

ベンドオーバー・サイドレイズ、これは書くの忘れたけれど、水曜日のパーソナルトレで、肩の種目として教えられたもの。
ぼー…っとしながらやると、つい勢いで動かしそうになります。
ガマンガマン。
ゆっくりやるとしたら5kgはきつそう。
4kgがいいかな?

ショルダープレスは少し軽めにしました。
腹に力を込めて、引っ込めた状態で…と考えはするのだけど、やってみるとこれはすごく難しい。
手を上に伸ばすと腹筋が伸びてしまうのに、それにも関わらず力を入れる?…それ、どうやってやったらいいの?(^^;状態です。
ショルダープレスもベンチプレスもプルオーバーも、結局どれも「伸びた状態でも力を込める」が必要なんだけど…これは苦労しそうだな…。

最後はインクラインベンチプレス。
ウェイトを付けずにバーだけの状態(6kg)で、教えてもらった正しい握り方で上下に動かしてみます。
うん、これだけ軽ければ可能。
そこにウェイト追加…36kgにします。
…この時点でもうアウト。
親指の股に、そんな重さかけられないよ。
皆さんどうやって持ってるんだろうか?(謎)

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フォームいろいろ修正

9月5日のトレメニュー

ステッパー             5分
パーソナルトレ          60分
アッパーバック     20kg 40回
ラットプル(フロント) 45kg 40回
ローイング       42kg 40回
ステッパー            20分


今回のパーソナルトレはフォームチェック。最初はアッパーバックでした。
最近始めたばかりなのですが、いきなり色々違ってました(^^;
まず、座り方。
ローイングと同じように身体を反らし気味にして足でしっかり支えて…という感じでやっていたのですが、これが違うと。
正しくは、身体は反らさず、逆に前かがみになるような感じで腹も胸も丸めた状態でやります。
前かがみの状態で、バーがやっと握れるくらいの位置に胸当てを調節します。
バーを引く時は、この胸当てに体重かかっても構わないそうです。
息を吸いながらバーを引き、同時に頭も持ち上げます(バーを引いてない時は前かがみ姿勢になってるので、頭は下を覗き込んでます)。
あと、バーを引くと肩甲骨が寄り、背中が反り気味になりますが、この時も腹のあたりは丸まった状態が望ましいのだそうで。
…というわけで、本当にあっちこっち違っていました(^^;
この後また2週間ほど自主トレ期間があるけれど、その後でもう一回見てもらわないとなんか不安です。

2種目目はスミスマシンでベンチプレス。
これは腹筋に力を入れておくよう言われました。
疲れてくると身体が左右にぐらついてきますが、腹筋に力を入れていれば、身体が安定するとのこと。
あとは懸案のバーの握り方。
手首が曲がらないように握るには…ということで何回かやりましたが、フックから外したり戻したりする時に手首を返さなければならないので、ちょっと無理っぽい感じでした(スミスでのベンチプレスは、トレーナーさんもおすすめではないとのことです)。
もしスミスを使うのなら、普通の握り方ではなくサムレスグリップでやればバーの真下に手首が来ると言われたけど…フックへの掛け外しに失敗しそうですごく怖い。
普通のパワーラックなら手首の返しは必要ないけど、バーを取り落としそうでこれもやっぱり怖い。
手首鍛えるしか無いのかねぇ。

その次は、バーベルベンチプレス、ショルダープレス。
これも身体が左右にふらつくので、腹筋に力を入れておくようにとのこと。
ここでもダンベルでバーの握り方をやったけど、まっすぐに持つのって辛い…そして難しい…。
「手首を曲げないで」とは「手首を反らさないで」の意だけど、まっすぐにバーを握るのなら、「手首を内側に巻き込む(=「反らす」の反対ね)」くらいの意識で握らないとダメなようです。
そしてそうやって持つと、親指の股は痛いし、他の指は指先でバーを押さえなくてはならないし、ちょっと油断するとすぐバーを取り落としそうですごく怖い。

するとここで出てきたのがリストカール。
イージーバーで少しやってみると、手首を内側に曲げるのに合わせて指先が伸びてしまいます。
これが伸びないようにすれば、バーはまっすぐ持てるし、ラットプルなども前腕が疲れずちゃんと引けるようになるとのこと。
最近パワーグリップ買ったけど、そしたら前腕を鍛える意味でもできるだけ使わずにやる方がいいのだろうか?(悩んでしまう)

パワーラックが空いていたのでそちらに移動し、普通のベンチプレス。
肘は手首の下にちゃんとあったようです。
バーを下ろす位置が少し首の方によっていた様で、修正されました(正しい位置でないと、肘を目一杯引き下ろすことできず効果が落ちてしまう)。
ベンチに横になる時は、目の真上にラックにかかったバーが来る位置が良いとのこと。そして肩甲骨を最初から寄せて横になって良い、とか(たぶんバーをラックから外して保持してから、もぞもぞと背中を動かしているので言われたのだと思います)。
そして相変わらず腹筋に力が入らない…。

なので最後はプルオーバー。
腕を頭の上の方に伸ばすと、腹筋も伸びた状態になりますが、この時ちゃんと力を入れるよう意識できるようになれば、他の種目でも自然と腹筋に力が入れられるようになるとか。
プルオーバーはいつもマシンでやっているけれど、腹筋は意識したことがないので、今度から気を付けてやってみます。

あ、なんか長くなっちゃった(汗)。

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8月のトレまとめ

使用ウェイトのまとめです。

ベンチプレス        60kg
インクラインベンチプレス  56kg
ラットプル(フロント)   45kg
アッパーバック       20kg
ローイング         42kg
スクワット(ナロースタンス)55kg
プルオーバー        45kg
ショルダープレス      16kg


書きだしてはみたものの、種目の追加や重さの変更なども考えられるので流動的です。

体脂肪率はジムにある測定器が故障していて、しばらく測ってません。最後に測った時は体脂肪率・筋肉量・代謝量とも減ってました…夏バテ?

クレアチンは休止期間を終えて、今はローディング期間です。一日4回も飲まないとならないのは正直面倒。ローディング期間を取らなくてもいいとするサイトもあるのですが、実際の所どうなんだろ?

あと、身体画像も撮ってみましたが、相変わらずの万年普通体型です(-_-;。もっとメリハリ欲しい。

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2012年9月5日水曜日

久しぶりにフライ

9月4日のトレメニュー

ステッパー                 5分
インクラインダンベルフライ 18kg×2 40回
スクワット(ナロースタンス)  20kg 10回
                55kg 40回
プルオーバー          45kg 40回
ステッパー                20分


昨日は胸のトレ(インクラインベンチプレス)だったので、今日は脚と背中のトレを…と考えていた。
ところがジムエリアに行ってみると…なんと全部埋まっているではありませんか(^^;
ラットプル、アッパーバック、ローイング、プルオーバーは全て使用中。
スクワット用のフリーウェイトも使用中。
うーむ、どうしよう。

インクラインベンチが空いていたので、そこに陣取ってインクラインダンベルフライをやることにした。
ベンチプレスのパワーラックも空いていたけれど、昨日の今日でまたベンチプレスというのはやっぱり避けたいし…でもダンベルフライじゃ大差なかったかも。
…結果から言うと、これは大層つらかった。
昨日の疲れが残っていたことに加え、フライをやるのは久しぶりだったから。
40回はかなり厳しかった…明日もまた胸の筋肉痛かも。

フライが終わる頃にはスクワット用の場所も空いたので、2種目目はそれ。
前回より5kgだけ重くしてみます。
胸を張って、腹を引っ込めて…に注意しながら40回。
今日の感触だと、もう5kg増やしても大丈夫そうです。

そしてもう一つプルオーバー。
これはいつも通りですね…最後まで1セット10回で通せるようになったらウェイト上げようと思うのですが、それはまだもう少し先になりそう。

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2012年9月4日火曜日

オールアウト

9月3日のトレメニュー

ステッパー              5分
インクラインベンチプレス 46kg 10回
             56kg 40回
             51kg 40回
             46kg 40回
ショルダープレス   16kg×2 40回
ステッパー             20分


持っている力を使い切る。
トレの時にはそれが大事だといいます。
ものすごく重いウェイトを全力を出しきって1回だけ上げる…本当はそれだけでいいのだそうだ。
だけどそれは難しいから、8割くらいのウェイトで30回とか上げるわけです。

でもねぇ、8割を念頭において「このくらいかな?」と設定した重りも、その日の体調によって軽かったり重かったりするわけですよ。
ものすごく調子が良くて初めてすぐに気付ければ、ウェイトを上げてみることもできるけれど、大抵はほとんど終わり近くになってから「今日は何だかえらく調子がいいな♪」と思うことが多いし。
そうなると、そこからウェイトを上げるのはちょっと難しい…。

ということで、重さを上げるのではなく、回数延長となるわけです。
ただし、同じ重さでやると疲れてフォームが崩れてくるので、ちょっと軽めにして回数をやるのですね。

前回インクラインベンチやった時は、56kg40回+46kg60回だったので、今回はそれよりちょっと増しとなりました。
今日は一日胸や背中が痛かった〜(笑)。

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2012年9月1日土曜日

『非色』読了


有吉佐和子の本を読むのは久しぶりだ。
誇張抜きで20年ぶりくらいのはず。
なんせ読んでいたのは20代の頃なのだから。
その頃読んだのは『香華』『芝桜』『木瓜の花』『開幕ベルは華やかに』『悪女について』『夕陽ヵ丘三号館』…これで全部だと思う。
とてもパワフルでぐいぐいと引き回される、それでいてくどくならない絶妙な文章だ。
その言葉の流れの中に身をおくのは実に気持ちが良く、お気に入りの作家の一人であったのだ。

…それでいてふっつり読むのを止めてしまったのは、積極的に読んでみたいと思える題材の本がなかったから。
上に上げた作品群であっても、積極的に読んでみたいと思って読んだ本って、実際無いのである。
それじゃ何で読んだのか。
それは橋本治が褒めていたから。
それで気になって読んでみて、「おお、なかなか良いではないか」と思い、でも一冊だけでは判らないからまた何冊か読んでみて…の結果が上記リストになったという訳。

そのため有吉佐和子は自分にとって、少し微妙な位置にいる作家なのだ。
読めばどれも絶対楽しめるはず、それは間違いない。
だけど本を手に取る、その食指が動かないのだな。



そして今回、20年ぶりの有吉佐和子、『非色』である。
--あらすじ--
終戦直後黒人と結婚し、ニューヨークの貧民街ハーレムで、人種偏見の蔑視にもめげず我が子を育て、ニグロとして生きる日本女性の気概を描く。
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↑は新潮社の「有吉佐和子選集」第八巻の紹介として書かれているもの。
…もう読み終わった後だけど、この紹介文では自分はやっぱり手に取る気にならない。
それに正しくこの小説を紹介していないと思うし。

この話、主題は「差別」である。
差別、蔑視、偏見。
差別する側の視点、される側の視点。
戦勝国と敗戦国。
皮膚の色。
プエルトリコ人、イタリア人、ユダヤ人。
アフリカの黒人とアメリカの黒人。

その中において、主人公の笑子は基本的には「傍観者」なのである。
黒人訛りの英語を話すためGHQの仕事を得ることができないという差別を受けながらも、
それは彼女自身の属性に基づく差別ではないが故に、
その差別感は彼女の上を通りすぎていく。
彼女にとってこの差別は、日々の糧を得るために頑張らなければならないことが多少増える、それだけのことである。
それは渡米した後も変わらない。
「人種偏見の蔑視にもめげず」なんて形容は、笑子について使える文言ではないはずなのだ。
少なくとも最後の最後までは。



最後の最後で何が起こるのかは触れないでおく。
頭で考えることと、心で感じることは、やはり全然別物なのだ。
考えても考えても考えても答えは出ない。
だが笑子は「今ここで生きていく」のに必要な回答を、心によって手に入れた。
それは頭が考えていたこととは全くレベルの異なる回答で、だけれども絶対に必要な物だったのである。
やっぱり有吉佐和子はすごい。

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